ルナハです。よろしくお願いします。
第４問
（１）図において、電気通信回線１への入力電圧が１５０ミリボルト、増幅器の利得が３８デシベル、インピーダンスＺに加わる電圧が１５ミリボルトのとき、電気通信回線１から電気通信回線２への遠端漏話減衰量は（ア）デシベルである。ただし、入出力各部のインピーダンスは全て同一値で整合しているものとする。
手書き解説
ルナハノートを添付します↓
ＪＰＥＧファイルも添付↓
解説
では、解説していきます。
今回の問題はlogを使用しています。
伝送理論の問題は対数が出来るとやはり楽になりますので対数のある程度の勉強は強く勧めます。
問題として遠端漏話減衰量を求めろとのことですが順番を守りましょう。いきなり遠端漏話減衰量は求まりませんのではじめに総合漏話減衰量Ｌを求めます。
これには公式がありますので使用しましょう。
Ｖ１：電気通信回線１の入力電圧
Ｖ２：インピーダンスＺに加わる電圧
公式に値を代入し計算すると、
となります。
よって
総合漏話減衰量Ｌ＝ー２０デシベル
総合漏話減衰量Ｌは電気通信回線１から電気通信回線２への遠端漏話減衰量ＬＦと増幅器の利得からなっているので
Ｌ＝ーＬＦ+利得となります。
題意より、利得＝３８デシベルなので、計算すると
－２０＝－ＬＦ+３８
ーＬＦ＝－２０－３８
ーＬＦ＝－５８
ＬＦ＝５８デシベル
となります。
よって答えは５８[dB]
(終)
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